タフな工業用デザインがクール。
[MAKITA]のバッテリ式プロダクト

業務用の質実剛健なデザインと、アウトドアや災害時にも使える機能性に再注目。

edit&text_Yukihisa Takei / styling_Akiyoshi Morita  / photo_Zenharu Tanakamaru

工事現場用だけではもったいない“タフデザイン”

日本が誇る電動工具メーカーの[マキタ]。電動工具としての[マキタ]ブランドは1958年に発売した電気カンナからスタートしていますが、創業は1915年という“100年企業”です。現在も主に建築・建設などの工事作業現場用の製品を中心に作っているメーカーですが、少し前までその存在を知る人は、主に工事関係者などに限定的でした。

しかし近年、同社のコードレス掃除機が、その性能と使い勝手の良さから、業務用のみならず家庭用としても支持を集め、[マキタ]の名は一般ユーザーの間でも知られるようになりました。

何せ[マキタ]の製品は、その性能が厳しく問われ、なおかつ埃や水などが飛び交う工事現場で使われることを想定しているので、非常にタフ。その一方でサイズ感やデザイン面においては家庭で使うことは想定していないので、ややオーバースペックではあります。

ところが最近[マキタ]がリリースしている、コンパクトな製品を改めて見てみると、今のスマートなデザイン家電などの潮流とは全く異なるタフなデザインがむしろ魅力的だったりもします。クルマでも古いSUVなどを好むちょっと天邪鬼な人ほど、質実剛健な“こっち系”のプロダクトに心惹かれてしまう向きも多いはず。

今回は『EVERMADE.』が、「業務用だけではもったいない。家やアウトドアでも使いたい」という目線で選んだ、[マキタ]の5つのプロダクトを紹介します。

185製品に対応![マキタ]最大の魅力はバッテリにあり

プロダクトの話に移る前に説明しておきたいものがあります。それがこちらの専用バッテリ。[マキタ]独自の規格で作られたこちらの18Vのリチウムイオンバッテリ「BL1860B」は、メーカーに確認したところ、2018年9月現在でなんと185もの[マキタ]製品で使えるとのことでした。

先ほどのコードレス掃除機はもちろんのこと、ドリルからチェーンソーといったものまで、このバッテリ一つで駆動するのです。(バッテリは数種のバリエーションがあります)

[マキタ]の中でも大容量の18Vリチウムイオンバッテリ “BL1860B” 標準小売価格¥23,200+TAX
充電は同じく[MAKITA]の専用充電器で行います。急速充電器 “DC18RF” 標準小売価格 ¥16,000+TAX

アウトドア、災害時も使える[マキタ]のプロダクト

さて、いよいよここから『EVERMADE.』が注目した5つのプロダクトのご紹介です。

 

災害時も頼りになる充電式ラジオ MR108

充電式ラジオ MR108 ¥25,800+TAX(バッテリ・充電器別売)

この夏も想定外の豪雨、巨大な台風や大きな地震が立て続けに日本列島を襲い、甚大な被害や犠牲者が出てしまいましたが、そんな中で改めて注目されたのがラジオの存在です。

TVも映らない、停電によってPCやスマホも充電がなくなってしまうなど、通信インフラが乏しいときほど、携行もしやすく、情報が充実しているラジオは被災した方々の貴重な情報源となりました。また、ここに来てメディアとしてのラジオの魅力も再評価されているので、いわゆるアナログラジオを再び入手する人も増えています。

[マキタ]の充電式ラジオ「MR108」は、「ワイドFM(AM放送がFM放送で聴けるFM補完放送)」対応で、外部入力端子を使えばスピーカーに、さらにBluetooth®4.0対応なのでスマホ経由の音楽なども聴くことができます。「IP64」の高度な防塵・防水性能がありながら、クリアな音質で重低音。6.0Ahの“BL1860B”バッテリを使えば、ラジオとして約42時間駆動します。AC電源でも使えるので、もちろん家庭でも使えますし、何より[G-SHOCK]のようなこの屈強なデザインがたまりません。

重低音を楽しめる充電式スピーカー MR202

[マキタ]充電式スピーカー MR202 ¥17,800+TAX(バッテリ・充電器別売)

Bluetooth®搭載のスピーカーは近年のガジェットのホット・トレンド。手軽なものから高価で高品質なものまで出揃った感がありますが、アウトドア派にとって重要なのは、防水・防塵の性能。こちらの[マキタ]の充電式スピーカー「MR202」も、前記のラジオ同様に「IP64」の高い防水・防塵性能が備わっています。

2.7kgの重量があるこのモデルから弾き出されるクリアで迫力ある重低音サウンドが工事現場の作業効率を上げているのかどうかは不明ですが、他のキャンプサイトに迷惑のかからない場所なら、アウトドアでも存分に大音量のサウンドを楽しむことができます。

ちょっと嬉しいのが、背面の「携帯機器収納ボックス」。スマホを入れてUSB接続で充電することも可能なので、「スマホの電池切れ」もカバーしてくれます。またAUX外部入力、USBメモリスティックからも音源を取ることができるのも頼もしい機能。6.0Ahの“BL1860B”バッテリを使えば、Bluetooth®経由で約32時間もの再生が可能です。

ランタンとして使える充電式LEDワークライト ML807 

[マキタ]LEDワークライト ML807 ¥9,200+TAX(バッテリ・充電器別売)

ラジオ同様、災害時にその重要性がクローズアップされたのが、LEDランタンです。アウトドアメーカーなどからも優秀なものが多数出ていますが、常夜灯、懐中電灯としても使えるのがこの[マキタ]のLEDワークライト「ML807」。LEDは明るさを3段階調節が出来て、6.0Ahの“BL1860B”バッテリを使えば、1番明るい「メインLED20灯」なら約14時間、「メインLED10灯」で約28時間、懐中電灯のように先端が光る「サブLED1灯」なら約43時間連続点灯します。

フックで簡単にテントの上などにも吊るしておくことができます。

夏のアウトドアに清涼をもたらす充電式ファン CF102D

[マキタ]充電式ファン CF102D ¥9,900+TAX(バッテリ・充電器別売)

山やこれから寒くなる季節のキャンプには必要ありませんが、扇風機は夏のキャンプにあったら嬉しいものの一つ。[マキタ]の充電式ファン「CF102D」は、強・中・弱の3段階の風が調節出来、しかも「首振り式」。コンパクトでタイマーの設定もできるので、寝苦しい夜のテントでも活躍してくれそうです。

エアコンのないコテージなどを借りた時には特に便利。

「男は黙って」な、充電式コーヒーメーカー CM501D

[マキタ]充電式コーヒーメーカー CM501D ¥11,900+TAX(バッテリ・充電器別売)

コーヒー器具などにこだわりのある人がアウトドアでコーヒーを淹れるのは、ある種の至福の時間かもしれません。小型のミルで豆を挽いて、沸かしたお湯をじっくり注いで一杯。それはそれで大アリなアウトドア・コーヒーの楽しみ方ですが、この[マキタ]の充電式コーヒーメーカー「CM501D」は、またそれとは違った高揚感をもたらしてくれそうです。

こちらの製品は家庭用のコーヒーメーカー同様、給水タンクの水からフィルターを経由したコーヒーが簡単に出来上がります。なんとも男っぽい器具から注ぎ出されるコーヒーは、深みと苦味のある一杯がお似合い。これから寒くなる季節のキャンプにもうってつけの一台です。

“BL1860B”バッテリを使えば、約5.3杯分のコーヒーが出来上がります。冷めにくい中空ステンレス製のマグカップは1個付属で、¥1,500+TAXで別売もしています。

お問い合わせ
INFO : マキタ
TEL : 0566-98-1711
https://www.makita.co.jp/

《編集後記》
作業現場などで大活躍している[マキタ]製品。そのコードレスクリーナが大ヒットしたのは、その質実剛健な機能と信頼性が、既存の家庭用製品に満足していなかった人のハートを捕らえたからでしょう。[マキタ]のすごいところは、専用バッテリの汎用性の高さ。そして『EVERMADE.』的に見逃せなかったのは、このプロダクトデザイン。工業用の質実剛健さは好みも分かれるところですが、中途半端なデザインプロダクトなんかよりもずっといいなあと思ってしまう人は多いはずです。(武井)