“ラフな中にも品がある”で選んだ
定番キャンバストートバッグ8選

ツールバッグからアーバンクラフトまで、使い込むほど味が出るトートバッグの新定番、8アイテムにフィーチャー

edit_Yukihisa Takei / text_Marina Haga / photo_Kengo Shimizu

デイリーユースなトートバッグ選びの基準は、シーンを選ばず使える品の良さと機能性を備えていること。そして、愛着を持って長く連れ添っていける“エイジング”の要素を持っているものにはさらに強く惹かれます。それらの条件をクリアしたものが、質実剛健に仕上げられたキャンバス地のトートバッグ。触った時のフィーリングや温かみのある質感は、使い込むほどに個性が増して特別感のある一品に育っていきます。

本特集では、トートバッグの新定番を厳選してピックアップ。ただタフなわけでなく、同じ時間をずっと共有したくなるような趣きのある8アイテムを紹介します。

 

 

01.レアジェムの「COAL BAG」

(右から)¥16,000+TAX、¥12,000+TAX(raregem TEL : 03-3748-1180 http://www.raregem.co.jp)http://www.raregem.co.jp

大量の荷物を運ぶクリエイターも太鼓判な、タフでハイストレージな作り

たくさんの道具や素材を運ぶワークスタイルを背景に、家具や収納としての機能にクローズアップした[raregem(レアジェム)]のプロダクトは出色の出来栄え。こちらはブランドの原点とも言える、アメリカで石炭を運ぶために使われていた「コールバッグ」を原型にしたモデル。ネイビーの経糸を入れた特注の極厚4号帆布を使用した、通好みのヘヴィーデューティーに仕上げられています。

(Regular)H420mm W580mm D155mm、(Medium)H310mm W430mm D160mm /(Regular)780g、(Medium)520g /color:Navy Line

 

 

02.ヤエカの「Tool Bag」

¥18,000+TAX(YAECA APARTMENT STORE TEL : 03-5708-5586 www.yaeca.com/

無駄のない機能美にリピーターが続出

工具用のバッグをモチーフにした[YAECA(ヤエカ)] のアイコンバッグであるこちらは、マチが深く、仕事の書類はもちろん、1泊2日の旅行もこれ一つでカバーするサイジングが魅力。外側と内側に配された3つのポケットや強度を高めるためのリベットが、シンプルなボディーのアクセントに。ショルダー使いができるので、荷物が重いときや両手を開けたい時でも使い勝手が良好です。

Material:Canvas / dimension: H350mm W320mm D190mm / weight:500g / color:White、Natural

 

 

03.テンベアの「OPEN TOTE」

各¥11,800+TAX(すべてテンベア TEL:03-3405-5278 torso-design.com

大きすぎず、小さすぎない。デイリーユースに丁度いいサイズ感

デザインや素材感を変えてシンプルなトートバッグに独自のアプローチを続ける[TEMBEA(テンベア)] の「OPEN TOTE」。今シーズン、その新色としてリリースされたのが、鮮やかなカラーラインをアクセントとして施したこちらのモデルです。トートバッグの中でも比較的小ぶりなサイズ感なので、普段使いはもちろん、セカンドバック的に使うのもあり。

Material:Canvas / dimension: H290mm W300mm D160mm / weight:500g  / color:Yellow 、Green、Navy、Red

 

04.スレッドラインの「ヘビーキャンバスツールトート」

各¥16,000+TAX(すべて谷中 松野屋 TEL:03-3823-7441)

道具の要領で使いたいヘビーデューティーギア

以前こちらで紹介した、[松野屋]のオリジナルブランド[THREAD-LINE®︎(スレッドライン)]のツールバッグは、実はカラバリが豊富。大工道具を収納するためのバッグからインスピレーションを受けて設計されているため、ポケットやコンパートメントが多く、ユーティリティに富んだ収納機能が施されています。目が詰まった6号帆布で水がしみにくい点や、上部をナスカンで閉じることができるのも気の利いたポイントです。

Material:Canvas / dimension: H290mm W460mm D170mm / weight:920g / color:(右から順に)ネイビー、アーミーグリーン、ベージュ

 

05.ポーターのトートバッグ

(右から)¥29,000+TAX、¥25,000+TAX(ともに吉田 TEL:03-3862-1021 https://www.yoshidakaban.com

キャンバスの概念を変えたアーバンクラフト

スタンダードを得意とする[PORTER(ポーター)]がハイブリットな素材感を駆使して仕上げたのが、キャンバスバッグのナチュラルなイメージを払拭したスタイリッシュなモデル。シャトル織機を使った高密度キャンバス生地で構築的なシルエットをキープしたこちらは、ミニマルな見た目ながらファイルケースを入れられるポケットを付属するなど、オフィスバッグとしてのポテンシャルも備えています。

Material:Canvas、Leather / dimension: 右H350mm W400mm D160mm 左 H300mm W340mm D140mm/ weight:右800g 左 640g color:ブラック、ベージュ、ブラック/ベージュ

 

 

06.スティール キャンバス バスケットのツールバッグ

(右から)¥9,800+TAX、¥11,000+TAX(ともにホームステッドリミテッド TEL:03-6455-4460)

工業用バスケットメーカーから生まれた無骨なトート

アメリカ軍をはじめ、ホテルの業務用キャンバスワゴンなど、インダストリアルバスケットメーカーとしての起源を持つこともあり、インテリアショップでの取り扱いが多い[STEELE CANVAS BASKET(スティール キャンバス バスケット)]。そのオリジンの通り、Made in USAならではの質実剛健な仕様に加えて、ハンドメイドの個体差のある作りも味があり愛着が湧いてきます。バッグとしての用途だけでなく、クローゼットの小物収納にも一役買ってくれそうです。

Material:Canvas / dimension: H300mm W340mm D140mm /color:White

 

07.プエブコの「WIDE TOOL BAG」

¥4,800+TAX(PUEBCO TEL:050-3452-6766 http://www.puebco.com

アウトドアギアの持ち運びなど、レジャーシーンとも好相性!

トートバッグと言ってもタイプはさまざまで、デザインを極限に削ぎ落とした[PUEBCO(プエブコ)]のトートは、スケートデッキも入るぐらいの横長サイズ。キャンプ時の薪木やポールなどを入れたり、ビーチでは着替えを詰め込んだりと、アクティビティーでの欠かせないお供になってくれそうです。アウトドアの悪環境でも気負いなく使える、リーズナブルな価格も魅力。

Material:Canvas / dimension: H265mm W670mm D160mm / weight:840g /color:White

 

08.一澤信三郎帆布の「手さげ(No. 93)」

¥12,000+TAX(一澤信三郎帆布 TEL: 075-541-0436 https://www.ichizawa.co.jp

創業当時から変わらない日本の物作りの集大成

素材はすべてオリジナルで、ボタンやファスナーなどはブランド名を刻んだ特注品、という創業時から変わらないデザインを貫きながら、戦前のミシンを使って職人が作り上げる京都の[一澤信三郎帆布]のトートバッグ。シンプルな見た目に反して、しっかり作り込まれた設計や大容量なサイズ感も大きな特徴。店舗は全国で1店舗、オンラインもなし、というストイックな販売スタイルにも所有欲をそそられます。

Material:Canvas / dimension: H330mm W560mm D170mm(小) / weight:700g /color:赤、青ねず、レンガ、オリーブ、黒、紺

 

こうしてそれぞれ比べてみると、同じキャンバス地でも厚みや風合いにより表情が大きく異なるトートバッグ。それらはシンプルで普遍的なプロダクトでありながら、各ブランドのこだわりや創意が際立っているように思えます。

 

《編集後記》
大型のトートバッグ、とりわけ今回紹介したようなツールバッグと言えば、スタイリストがこぞって愛用しているイメージがあり、撮影現場においてまさに“ツール”的な使い方をしている様子を見ては、それに憧れるものがありました。先日はこちらで物を身に着けられるウエアを紹介したばかりですが、仕事となるとパソコンや資料など重量感のある荷物を持ち歩くのは否めなく、軽さと容量はバッグを選ぶ上での絶対条件。定番のように見えつつも、レザーと同じ感覚で自分色に育てていけるキャンバスは、個性がプラスできるちょうど良いプロダクトだなと思いました。(羽賀)