連載「MY DOUBLE STANDARD」
クリエイティブディレクター兼イラストレーター 前川正人編

使い続けているのにはワケがある。あの人の2つの定番アイテムにフォーカス。

edit&text_Marina Haga / photo_Erina Takahashi

ファッション関係者、アーティストなど、自らのスタイルを持つ人たちが、自分にとって欠かせない定番をファッションアイテムと雑貨から2つピックアップして紹介する新連載「MY DOUBLE STANDARD(マイ ダブル・スタンダード)」。第4回目は、[SNOW PEAK(スノーピーク)]の『FIELD WORK SNOW PEAK APPAREL JOURNAL』のクリエイティブディレクターやイラストレーターとしてなど、多彩に活躍する前川正人さんが登場です。

 

01.使ったらポケットに突っ込めばいい。現場で必ず身に着ける[SNOW PEAK(スノーピーク)]の「焚き火ベスト」/ 定番歴:2年

昨今は、このようなベストのリリースが比較的増えてきていますが、「焚き火ベスト」のディテールになれてしまった前川さんはこちらを一途に愛用しているとのこと。
(左から)クラシカルなウールが特徴のTAKIBIベスト。

[SNOW PEAK]のWEBマガジン、『FIELD WORK SNOW PEAK APPAREL JOURNAL』をはじめ、色々なブランドの広告やWEB、空間などのクリエイティブディレクターを務めていることもあり、設営現場や撮影でロケに出ることが多いという前川さん。その際、“着るバッグ”のごとく身に着けているのが、こちらの[スノーピーク]の「焚き火ベスト」。現場に出るときはいつも、中に、iPhoneや筆記用具、図面を挟んだボード、スケール、チャージャー、コンセントなどをパンパンに詰めているそうです。

「約20年に渡って、エプロンや小さいサコッシュ、6ポケットを穿いたりして現場で楽に動けるスタイルを試行錯誤してきたのですが、2年前に『焚き火ベスト』を見つけて、『これなら1着で済むじゃん』ってなりまして。筆記用具やスケールなど小さいものは、ポケットに入ったのですが、図面を挟んだボードだけは大きすぎて入らなかったんです。それが背面のゲームポケットに入れられるようになったのは、現場の動き方も変わるくらい便利。ポケットがたくさんあるので、どこにしまったかは分からないけど、“この中にある”という安心感が好きですね(笑)」

そう語る前川さんは、当サイトで特集した「収納の多い洋服」の体現者でもありました。

 
 

02.作品の9割に使用する[Pentel(ペンテル)]の「筆タッチサインペン ブラック」/ 定番歴:8年

日頃からペンを大量にストックしている前川さん。

ディレクター業だけでなく、イラストレーターとしての肩書きを持つ前川さん。現在は、「OSHMAN’S(オッシュマンズ)」のキービジュアルをはじめ、海外のインポートブランドなどのカタログや店舗ビジュアルなどを手がけている中で、そのイラストを描く際の9割を占めると言うのが[Pentel(ペンテル)]の「筆タッチサインペン ブラック」。

自分の好きなアーティストが使っているペンを調べたりしながら、自分の定番を探ってきたとのことですが、インクの出方、筆先の長さ、硬さ、すべてにおいて前川さんの条件をクリアしていると言います。

「普通のペンを使って丸を描いたとしたら、当たり前のように同じ太さになるんですけれど、この筆ペンで丸を描くと上の線は太くて縦線が細くなったり、筆が返ったときのユガミが残るなど、いい具合にムラがでてくれるんです。そのニュアンスがいい味をだしてくれるんですよね。逆に、それがイラスト専用のペンだと、柔らかすぎてニュアンスが出すぎてしまうんです。そのバランス感がこの筆は絶妙なんです」

こちらのイラストを執筆するのに[ペンテル]の「筆タッチサインペン」を3本使用。細かい絵は、筆先がダメになってしまいがちでインクが残っていてもすぐに使えなくなってしまうとのこと。

 


クリエイティブ ディレクター 兼 イラストレーター 前川正人
[SNOW PEAK]のWEBサイト『FIELD WORK SNOW PEAK APPAREL JOURNAL』のクリエイティブディレクターの他、様々なブランドの広告や企画、空間ディスプレイなども行いつつ、自らもイラストやポスターなどのデザイン制作を手がけている。60、70年代のアメリカ カルチャーをリスペクト。そのテイストをイラストに投影、その絵のタッチは良きアメリカを再現している。