-イラストレーター とくながあきこ編- 連載「MY DOUBLE STANDARD」

使い続けているのにはワケがある。あの人の2つの定番アイテムにフォーカス。


edit&text_Marina Haga / photo_Erina Takahashi

ファッション関係者、アーティストなど、自らのスタイルを持つ人たちが、自分にとって欠かせない定番をファッションアイテムと雑貨から2つピックアップして紹介する連載「MY DOUBLE STANDARD(マイ ダブル・スタンダード)」。第20回目は、ラインスタンプ「あかるいねこ」でおなじみのイラストレーター、とくながあきこさんが登場です。

1.好きなモチーフを身に着ける。ブルース・リーのTシャツ / 定番暦:4年

「ブルース・リーなどのプリントTシャツはかっこいいものがなかなか見つからない中で、かっこいいグラフィックに出会えた」ととくながさん。

いつも笑顔で歯がガチャガチャな「あかるいねこ」をメインキャラクターにしたラインスタンプで知られる、イラストレーター、とくながあきこさん。その他にも雑誌『走るひと』での連載やグッズ制作など幅広い分野で活躍しています。コミカルな作風が象徴するように、今回とくながさんが自身の定番として選んだアイテムもユーモアが効いていました。

「ジャッキー・チェンが好きで小さい頃からよく見ていたのですが、さらに前のレジェンドをちゃんと知りたいと思って4年程前にブルース・リーを掘ってみたらかっこよすぎて夢中になってました。このTシャツはその時にたまたま古着屋で見つけたもので、XXLのどでかサイズ。大好きなので、サイズが大きいんですがガシガシ着ています」

シンプルなファッションが一般的だけどブルース・リーのTシャツをきっかけに、自分の好きなモチーフを着て主張していきたいと開き直れたと言うとくながさん。そんな視点を持つようになってから、大好きなエリザベス女王やマイケル・ジャクソンのプリントを選ぶなど服の買い方が変化していったと言います。

「著名人のTシャツは、言ってしまえば自分の顔の下にまた顔がくることになるので、見ていてすごくしつこいのですが、『好きなことは主張していこう』と気に入ったものはあまり人の目を気にせずに着るようになりました。」

 

2.小さい頃から周りにあったディスニーキャラクターのグッズ / 定番暦:20年

幼少期から今までに集めたディズニーグッズの一部。デフォルメの仕方など、制作のヒントがたくさん隠れているとのこと。

小さい頃、身近にあったエンターテイメントがジブリとディズニーで、それを見て育ってきたというとくながさん。その幼少期の洗礼によるものか、今から4年前にディズニーランドの年間パスポートを購入。仕事の暇を見て散歩感覚で舞浜に通っていたそうです。

「アトラクションに乗りたいとかでなく、ディズニーランドの景観やショーをメインに見に行っていたのですが、定期的に通っているとパーク内の植物が変わったり、キャラクターの衣装が変化したりそういうサイクルに注目するのが楽しくて。特に衣装に関しては、デフォルメの仕方やモチーフの使い方などが制作のヒントになることがありました」

「あかるいねこ」のマンガは、ディズニーなどのカートゥーンアニメを彷彿させる奇想天外でファニーな展開が魅力。このコメディタッチなシナリオは学生時代にパニックになった際、自分の様子を「あかるいねこ」で擬人化して綴っていたという絵日記が原型にあるそうです。

「深夜にプリンターのインクが切れてパニックに陥った時に、その様子をねこで表現してストレスをぶつけていました(笑)。ラインスタンプで描いている感情も私そのものだと思ってもらっていいかもしれません」

以前行われた初の個展「あかるいね、こてん」にて発売されたマンガ。「あかるいねこ」のシンボルの歯について書かれた話などが掲載され、ひょうきんな内容は中毒性も高いです。

 

 

 
とくながあきこ / イラストレーター
多摩美術大学卒業後、デザイン会社を経験しフリーランスに。学生時に生み出したキャラクター「あかるいねこ」のラインスタンプが、使いやすいと好評で、ファッション業界でもカメラマンやスタイリストの使用率が高い。その他にも、ポスターグラフィックや書籍デザインなどにも従事。
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