ふつうを、美しく。 Hanes for BIOTOP 25AW ― 静かな佇まいをデザインする2枚組

2025年10月8日

ふだん着るTシャツを、もう一度信じてみる。
その潔さに惹かれるのが、Hanes for BIOTOP の魅力です。
白でも、黒でも、ブラウンでもない。
その“間”にあるニュアンスを、心地よく映し出すような一枚。派手さはなくても、着る人の呼吸に寄り添う服。
それがこの秋、BIOTOPがHanesとともに紡いだ25AWの新作です。

潔さのデザイン。2枚で完結する“余白のパック”

ヘンリーネックとクルーネック。
どちらも主張しないのに、重ねるとちゃんと存在を放つ。
2枚でひとつという発想は、日常の中で揺らぐ気分を想定したようでもあります。
朝の光の具合、肌の調子、気持ちのリズム。それらに合わせて、今日はどちらを選ぶか。
そういう余白ごとデザインされたパックです。

ウォッシュドコットンが描く、時間の手ざわり

ガーメントウォッシュをかけたコットンは、新品なのに、少し懐かしい。
水をくぐった記憶があるような柔らかさ。
触れた瞬間、静かに馴染んでいく。
それは「着る」ではなく「溶ける」に近い感覚。一度袖を通したら、ほかの服には戻れない。
そんな“正直な気持ちよさ”を追求しています。

色の静けさ、形の品格

黒の深さ、白の透け感、ブラウンの穏やかさ。
どの色も、声を張らないのに印象が残る。
襟の開き具合、袖丈のバランス、ボタンの間隔。ほんの数ミリの違いが、空気を変える。
目立たないけれど、確かに美しい。
それが、このTシャツの持つ“品格”です。

同じ静けさを、メンズにも。

実はこのコレクション、メンズもラインナップされています。
Suede Knit クルーネックをベースに、柔らかさと端正さのあいだを探るように仕立てられた一枚。
チャコール、ホワイト、ブラック――
穏やかなトーンが、日々の装いに静かな呼吸を添えます。

定番を更新する、ということ

定番とは、完成ではなく、続いていくもの。
誰かの暮らしに寄り添いながら、少しずつ形を変えていく。
このTシャツもまた、そんな“進化するふつう”の象徴です。
着るたびに風合いが増して、気づけば鏡の中の自分が、少し柔らかく見える。
それは、服が主張した結果ではなく、あなた自身が整っている証拠なのかもしれません。