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代々木上原を拠点に、クリエイティブなフードカルチャーを牽引する丸山智博の定番とは

photo_Erina Takahashi / edit&text_Marina Haga

 
ファッション関係者、アーティストなど、自らのスタイルを持つ人たちが、自分にとって欠かせない定番をファッションアイテムと雑貨から2つピックアップして紹介する連載「MY DOUBLE STANDARD(マイ ダブル・スタンダード)」。第36回目は、代々木上原を中心に数々の飲食店を展開するシェルシュ代表、料理人の丸山智博さんが登場です。

 

1.調理場では動きやすい格好が条件。[ニューバランス]の「M990」 / 定番歴:5年

写真は、「UNITED ARROWS」が別注をかけたチャコールグレーの「M990v5」。

クリエイティブな要素と下町のような温かさがミックスした東京・代々木上原の地で、ローカル色の強い人気飲食店を展開する株式会社シェルシュ代表、丸山智博さん。今でこそ敏腕プロデューサーとして知られる丸山さんですが、フレンチレストランでの修行からキャリアをスタートしており、代表となった現在でも自ら店舗の厨房に立つことも多いとのこと。そんな厨房作業は完全な肉体労働ということもあり、動きやすい格好がマストだといいます。

「何より仕込みから閉店までの長時間、厨房にずっと立っていなければならないので、靴がすごく重要。料理を作るときは立ったりしゃがんだりなどの動作も多いのでレザーシューズでは作業がしづらく、自分にはスニーカーが不可欠なんです。中でもここ数年は、[ニューバランス]の「M990」を履きまわししています。そもそもランニングシューズなので、朝から晩まで履いていたとしてもムレずに快適なんですよね」

そんなM990と言えば今年の春に、3年ぶりにニューバージョン「M990v5」がリリースされたばかり。比較的シックなカラーが多く、ぼってりとボリュームのあるフォルムが丸山さんのラフなファッションに合わせやすいとのことでした。
 

2.茶葉が踊る様子に癒される[スタジオプレパ]のガラスティーポット / 定番歴:3年

長野県で夫婦が営むガラス工場「スタジオプレパ」のティーポット。

料理はもちろん、店舗で流す音楽やインテリアにも造詣が深い丸山さんですが、料理をサーブするための陶器にも強いこだわりを持っています。器をテーマにしたギャラリーを併設している「AELU(アエル)」をはじめ、今年のはるに池尻大橋にオープンした和食居酒屋「Lanterne(ランタン)」などで料理をサーブしているお皿も、丸山さん自らが選んだもの。

「店頭で使用する食器は店のコンセプトに合わせて選んでいますが、自分が自宅で長く使っているのが長野県で夫婦が営むガラス工房[スタジオプレパ]のガラスティーポット。耐熱ガラスで、中で茶葉が踊る様子を眺めたりして癒されています。金具は使用しておらず、『あけび』の持ち手とガラスの組み合わせというのも風情があっていいですね」

ユニークな顔のプレートは、パリを拠点に活動する陶芸家、Madoka Rindalの作品。


 


丸山智博 / シェルシュ代表・プロデューサー
フレンチレストラン勤務後、2010年に代々木上原にビストロ「MAISON CINQUANTE CINQ
(メゾン サンカントサンク)」をオープン。以降、代々木上原を拠点に6店舗を統括し、東京ミッドタウン日比谷の「ヒビヤセントラルマーケット」の居酒屋「一角」をプロデュースするなど、飲食店のディレクション・コンサルティングやイベントのケータリングまで、多彩に活躍 。今年の春に、池尻大橋にバルのような大衆居酒屋「Lanterne(ランタン)」をオープン。

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