デノンのレコードプレーヤー シリーズ「定番再考。」Vol.2
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FM放送のパーソナリティーたちが持っていたのが、現在のロングセラーモデル「DL-103」
先述した「ステレオ円盤再生機」を使ってラジオのパーソナリティが再生をする際、アームの先端に設置していたMCカートリッジ。それぞれが“マイカートリッジ”を持ち歩き、収録を行っていました。
そんな中、それまで業務機器専門だった[デノン]が民生アイテムを作ることになったときに、オーディオマニアから「放送局向けのプロユースのものが欲しい」というリクエストを受けて、1970年に製品化されたのが「DL-103」でした。
誕生から50年近く経つ今でも、その仕様や性能を変えず同一品番で生産されている同アイテムは、アナログレコードのスタンダードであり、ハイファイの基準の音といっても過言ではありません。
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