2018年、ロールアップ革命のオリジン的存在の［ロエベ］のフィッシャーマンデニム

edit&text_Marina Haga / styling_Masayuki Ida / photo_Kengo Shimizu

モードと日常着の距離を近づけファッションシーンの流れを変えたとも言える、ジョナサン・アンダーソンのクリエーション。自身のブランド［J.W. ANDERSON（ジェーダブリュー アンダーソン）］での活躍はもちろん、彼の快進撃はとどまることを知らず、クリエイティブ ディレクターを務める［LOEWE（ロエベ）］のファーストシーズンで発表したこちらのパンツでは、その“着こなし方”に変革をもたらしました。

両足の根本部分にはコインポケットが配置され、デザインとしてもギミックが効いています。

フィッシャーマンにインスパイアされたという折り返しをアクセントとする一本は、発売から3年たった今、ブランドのスタンダード的位置付けを担うとともに、昨今のメンズデニムのロールアップ事情に影響を及ぼすほどに。アイコニックであるのに着飾って見えないデザインはコーディネートになじみやすく、さりげなく個性を添えてくれます。ライフスタイルとファッションがイコールになりつつある今こそ重宝しそうな、気の利いたパンツの新定番です。