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最小限のパーツと古来の技法が生んだ[デュエンデ]のシンプルなスツール

 

edit&text_Yukihisa Takei / styling_Yuto Inagaki / photo_Kengo Shimizu

生活の中では、じっくりと座るのではなく、例えば料理や掃除の合間にちょっと寄りかかるような感覚で座れるスツールがあると便利なもの。とは言え探し始めると、程よい主張とシンプルさを兼ね備えた、バランスの良いものになかなか出会えません。

座面はアルミニウム製。軽めの湾曲があるので、座りやすくなっています。

今回見つけたのは、日本のインテリアプロダクトのレーベル[デュエンデ]のスツール。ご覧の通りのシンプルでありながら、締まった黒の主張が程よいデザインです。

脚を含めたフレーム部分はスチール製、座面はアルミニウムを使用しており、スチール部分には「チューブ フラッテニング」という、溶接やボルトでパイプを固定するために特定箇所を平らに潰す古来の技法が用いられています。だからこそこのクニャっと曲げたようなデザインで、余分なパーツも少なめ。LESS IS MORE(レス・イズ・モア)を感じさせるグッドデザインです。

アイテム詳細
BRAND: DUENDE(デュエンデ)
PRODUCT:BENT LOW STOOL/BENT HIGH STOOL
PRICE: BENT LOW STOOL ¥15,000+TAX /BENT HIGH STOOL ¥18,000+TAX
SINCE(BRAND/PRODUCT):2002年/2017年
COUNTRY:日本
SPEC: LOW STOOL:W420×H513×D246mm/2800g
HIGH STOOL:W420×H630×D255/3800g
COLOR: マットブラックのみ
INFO:マークスインターナショナル
TEL:03-6861-4511
http://www.duende.jp/sp/