アイテムは8種のシャツのみ。「令和」のモード記号に成り得る、シャツ専業ブランド［ブリエンヌ パリ］のシャツ

edit&text_Marina Haga / styling_Nobuyuki Ida / photo_Kengo Shimizu

［COMME des GARÇONS HOMME（コム デ ギャルソン・オム）］や［Margaret Howell（マーガレット ハウエル）］をはじめ、各ブランドの名作が挙がるほど、 “EVERMADE的”プロダクトであるシャツ。しかし、そのディテールやサイジングは奥が深く、自分にフィットする一枚に出会うのは難しかったりします。

プラストロン（胸飾り）をあしらったものなど、ヴィンテージディテールから引用が見られるロマンティシズムが薫るラインナップ。

本日紹介するのは、シャツの選択肢に加えたいクラシカルだけど今の時代感覚も加味した、パリ発の白シャツ専業ブランド［BOURRIENNE PARIS（ブリエンヌ パリ）］の一枚。

2017年にブランドをローンチし、未だ詳細の少ない神秘的なブランドですが、現状のフルコレクションは全8種類のシャツのみであり、潔さに好感が持てます。緻密なプリーツやステッチはすべて手作業によるもので、優しく繊細なディテールは、シャツの名門イタリアブランドとも異なる魅力をはらんでいます。また、ガジェットには白糸の刺繍でコレクション番号をナンバリングするという手法も心くすぐる点。

ブランドのLOOKを参考に、装いのカジュアルなドレスアップを試みてみては。