-自らのライフスタイルを整えたい人はCACICAへ。日用品の新境地・新木場に誕生したインテリアショップで探す世界の雑貨 -「専門店の定番品」
新旧も国も取っ払いフラットな状態で好きなモノだけを探せる空間CACICA
edit&text_Marina Haga / photo_Tomohiko Tagawa
これまで都内でインテリアや日用雑貨を探すとなると、足を運ぶエリアと言えば世田谷や目黒など大概ウエストサイド寄り。しかし昨年、新木場に生まれたライフスタイルの複合施設「CASICA(カシカ)」がその人の流れを変えてくれそうです。 ライブで「Studio Coast」に行く用事がない限り久しく足が遠のいていた同エリアですが、“新木場”という地名通りかつては木材として知られていた街。そんな場所のなごりも感じる、木倉庫をリノベーションし、ショップやカフェ、ギャラリーなどを備えて誕生した新たなスポットがここ、「CASICA」。 今回はそんなニューアドレスでモノの魅力を探るとともに、自らのライフスタイルに取り入れたい世界の日用雑貨を探しました。
カテゴリに縛られないモノの新しい見方を探る
この混沌とした店舗空間からもイメージできるように、「生きた時間と空間を可視化する」という命題のもと、古家具や器、民藝からコンテンポラリーなプロダクトまで幅広いラインナップでディスプレイされた店内。時代や価格、国、新旧がカテゴライズされえず同列に並んだ新鮮なスタイリング空間を眺めていると、ライフスタイルにおいてのモノの新たな使い方を発見し、そこに自分なりの価値を見出だすことが出来そうです。
-「CASICA」で購入すべき、ライフスタイルに取り入れたい世界の日用雑貨を3つ厳選 –
1.ラボ用陶器シリーズ[JIPO]をキッチンツールに
チェコの実験用陶磁器製造メーカー[JIPO(ジポ)]。ラボで使用するための陶器に特化したメーカーですが、電子レンジや食洗機にも対応しているため、ドイツではキッチン用具として支持されているプロダクト。シンプルな設計の白磁にロゴを入れた見た目は、インテリアにもなじみます。
2.“本物”の目利きが集る福岡の名店[LIGHT YEARS]のラグ
スタイリストをはじめ、インテリアに造詣が深い人たちが集る福岡の[LIGHT YEARS(ライト イヤーズ)]のラグが買えるのも「CASICA」のセンス。普段はお目にかかれない、インドやモロッコなどのユニークなヴィンテージキルトは一枚で居住空間を魅力的にブラッシュアップしてくれます。
3.古くからの日本の日用品カゴを収納に取り入れる
形も大きさも異なるカゴは、タオルや洗濯物を収納したり、子供のおもちゃを整理するなど使い方は無限大。部屋に存在するだけでクラシカルなムードを演出してくれるカゴは、ルックスと用途を両立した機能美的プロダクトと言えそうです。
「CASICA」のディスプレイに並ぶアイテムを見てみると、一見、単体ではどう活用したらいいか分からないモノが多いのが特徴。しかし、和食器を園芸の鉢にしたり、ラボ用陶器をキッチンツールにするなど、広々とした空間を巡りながらモノに対して自分なりのアイディアを見出だしてけるのが、他のショップでは味わえない楽しさ。モノで溢れる時代だからこそ、それを見立てる大切さを学ぶことができる、唯一無二の新スポットです。
「ニュー縁日」
「こどもの日」4月29日、30日、5月1日の3日間
「みどりの日」5月4日、5日、6日の3日間
開催場所:東京都江東区新木場 1-4-6
開催時間:11:00-18:00
入場料:無料
月曜休(祝日の場合は翌日)
TEL:03-6457-0826 (ショップ)
https://casica.tokyo