ロングセラーからマニアックまで。生産者のこだわりが詰まった職人気質な固形石鹸
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edit&text_Marina Haga / photo_Kiyono Hattori
ロングセラーの改良版から部位専用のエクスクルーシブタイプまで広がる固形石鹸の世界
生まれてからほぼ液体しか使ったことがないゼロ年代には新鮮さがあり、昭和生まれには懐かしさを感じさせる固形石鹸。近頃「固形石鹸が肌にやさしい!?」という理由から再び見直されつつあり、液体ソープから“出戻り”する人も増えているとのこと。ここでは、ナチュラル素材から生まれた生産者のこだわりを感じる固形石鹸に注目。使い心地も香りも気持ち良い、5つの実力派を紹介します。
(上から時計まわりに)
蜂を取り巻く環境を研究する上で生まれた老舗
[ホーケン]の「HONEY X ソープ」
1927年の創業から現在まで幾度の改良を重ねて国民から親しまれてきた[HOKEN(ホーケン)]の「HONEY X(八二ックス)」シリーズ。そのラインナップのひとつである、五角形のルックスのこちらは、60日間、日干しにし熟成して作られた無香料・無着色の洗顔用石鹸。ビタミンとミネラルを多く含んだはちみつ入りで、肌の過剰な皮脂や毛穴詰まりを取り除き、乾燥肌をサポートしてくれます。 HONEY X ソープ(大)80g ¥900+TAX/HOKEN INFO:ホーケン TEL:0120-83-99-83 http://www.ho-ken.co.jp
岡山県で捕獲されたイノシシの脂から誕生
[たつま]の「スーパードライスキン ヒバ」
ナチュラル思考もあってか植物由来のグルーミングアイテムがブームな中で、それとは逆をいくのがこちらのイノシシオイルから生まれた石鹸。実はイノシシの皮脂は人の皮膚と成分が似ており、髪から顔、身体とオールラウンダーに使える優れた成分なのだとか。イノシシ狩りを趣味とするオーナーが実験を繰り返して生み出した力作で、使い続けると肌荒れも解消出来ると実証済み。心地良いヒバの香り。 TATSUMA イノシシ石鹸 100g ¥3,000/icreative INFO:icreative https://gibier-soap.shop
泥という自然のパワーに注目したソープ
[クレイド]の「クレイド ソープ ダマスクローズ」
温泉を超えた入浴剤でブームとなった[CLAYD(クレイド)]のソープ。アトピーや超敏感肌の人の肌にも合うナチュラル素材を使用しているにもかかわらず、吸着性のあるクレイの力で洗浄力も抜群。ダマスクローズ精油とエキスが贅沢に120本分入っており、使うだけで心が安らぎます。5cmほどの厚みのあるボリューミーなフォルムは、少しずつカットして使うのがおすすめです。 クレイド ソープ デライト ダマスクローズ 195g¥3,800/マザーアース・ソリューション INFO:マザーアース・ソリューション TEL: 03-6447-1204 http://www.clayd.jp
青パパイヤ酵素を外から取り入れるなら
[三旺インターナショナル]の「パパイヤソープ」
近年注目されるスーパーフードのひとつ、パパイヤ。パパイヤに含まれるパパイン酵素を使ったインナーケアがプチブームになっていますが、酵素を失わぬようコールドプレス製法で作られた全身用石鹸がこちらの「パパイヤソープ」。高い洗浄力のあるパパイン酵素は、肌のターンオーバーを整える力を備えており、古い角質を取り除き、なめらかな肌へブラッシュアップしてくれます。 PAPAIYA SOAP 100g ¥1,800+TAX/三旺インターナショナル INFO:三旺インターナショナル TEL:0120-367-810 http://www.bio-normalizer.com
石けんに悩むすべての人へ捧ぐ国産シルクの天然石鹸
[だいじょうぶ社]の「だいじょうぶせっけん」
“すべての肌質にだいじょうぶ”というコンセプトの通り、香料・着色料・防腐剤は一切なしの手作り石鹸。もともと、肌が弱い妻のために夫が開発したのがはじまりで、メイン素材にシルクから抽出した「シルクフィプロイン」という肌に優しいタンパク質を使用。さっぱりした洗い上がりなのに、しっかり肌を保湿してくれる満足感のある使い心地が魅力です。 だいじょうぶせっけん 90g ¥1,650+TAX/だいじょうぶ社 INFO:だいじょうぶ社 https://daijoubusha.com