MoMA / パーペチュアルカレンダー

グッドデザインにして買い替えいらずの万年暦

edit&text_Makoto Hongo / styling_Akiyoshi Morita / photo_Kengo Shimizu

時期的に秋口辺りから百貨店やデザインストア、文具店を賑わせる風物詩といえば、翌年のシステム手帳とカレンダーのフロア。ところが、必ず混雑しているし、毎年買い替えるのは実を言うと億劫という方も多いのでは？　万年カレンダーなら、その煩わしさを解消。こちらはプロダクトデザイナーのギデオン・ダガンが1998年にMoMA（ニューヨーク近代美術館＝The Museum of Modern Art, New York）のために手掛けた、まさにアート作品のような暦。上部の半円が月を、平行するバーが日にちを表しており、2つの可動式マグネットボールを手動で毎日日付を変えるという大胆でユニークな仕様。このSサイズのミニ版はオリジナルのLサイズの発表から10周年を迎えた2008年にリリース。卓上に置けるタイプなのでインテリアのアクセントにも最適で、玄関スペースにもちょうどいい大きさです。

ワイヤーに突いたボールは半円部の磁気に引き寄せられ、またバー部分に置いたボールも転がらず、こちらも磁力で定まります。