食材を視覚で魅せる。台所を華やかに彩る［ピーエー］のキャニスター。

edit&text&styling_Marina Haga / photo_Kengo Shimizu

調味料や一度封を切ってしまった食品などを保存するのにあると便利なキャニスター。最近ではただ保存容器として機能してくれるだけでなく、キッチンを見栄え良く彩ってくれるアイテムが登場していますが、塗装職人によって生まれたブランド［PA（ピーエー）］のキャニスターもキッチン収納をスマートに手助けしてくれるプロダクトの一つ。

フタ部分に施されたザラつきのある塗装で、開閉が楽々。

こちらはガラスの上半分に塗装を施し、無機質に仕上げられた至ってシンプルな構造のボトル型。ところが、中に食材を入れてみると途端に存在感を発揮し、その佇まいがなんとも絵になります。

ざらっとした質感の塗装は、グリップが効いているので使い勝手も極めて良好。シーンを選ばないミニマルなルックスは、食材の保存以外にも、ボタンや毛糸などの裁縫道具を入れたり、クリップなどを入れてデスク周りの整頓にも使えそう。“平凡な瓶”に塗装をすることで“見せる収納”を実現した、プロダクトデザインの成功例とも言える一品です。