美容業界のトップランナー、LECO代表・内田聡一郎がユーティリティー重視で選んだスタンダードアイテムとは
photo_Erina Takahashi / edit&text_Marina Haga
ファッション関係者、アーティストなど、自らのスタイルを持つ人たちが、自分にとって欠かせない定番をファッションアイテムと雑貨から2つピックアップして紹介する連載「MY DOUBLE STANDARD(マイ ダブル・スタンダード)」。第31回目は、自身のヘアサロン「LECO(レコ)」のオーナーであり、ヘア業界の枠を越えて注目を集めている人気美容師、内田聡一郎さんが登場です。
1. 機能性重視で落ち着いたフーディースタイル / 定番暦: 10年
20代〜30代中盤の男性ならば目にしたことがあるであろう雑誌『CHOKi CHOKi』のキングであり、ヘアサロン「vetica」のトッププレイヤーであった内田さん。2018年に自身のヘアサロン「LECO」をオープンし現在も第一線で活躍し続けていますが、そんなファッションアイコンが自身の定番として選んだのはフーディーでした。
「元々ファッションが好きだったので肩肘張ってモードな服を着ていた時期もあったり、古着っぽい格好のときもあったりといろんなジャンルを行き来してきましたが、いつも根本にはストリートカルチャーのマインドがあった気がします。そんないろんな遍歴を経て、ここ10年ぐらい動きやすいスタイルが基本になり、週の4、5日はフーディーを着ていますね」
そんな内田さんのフーディーコレクションは、40着にも及ぶとのこと。半ば制服のようにフーディーを愛用しているのは、美容師という仕事が大きく影響していると言います。
「サロンワークでは、カラー剤などの薬剤を使うことも多いのでがっつり洗濯ができる方が良いんですよね。だから自然と機能性や使い勝手の良いファッションにいくようになったのもあります。あとは、肉体労働であるがゆえスニーカーは必至。もしかしたらフーディーを選ぶようになったのも、そんな足元に合わせているのかもしれません」
2.サロンワークのアイディアを形にした職人気質なシザーケース「801U-L / 801UA-L」 / 定番歴:2年
内田さんがもう一つの定番として教えてくれたのは、美容師にとっての一番の仕事道具とも言えるシザーケース。こちらは、長年美容師を続ける中で考えていたアイディアを形に落とし込みオリジナルで製作したものだとのこと。
「美容師にとってシザーケースはファッションアイテムと同じく、仕事中ずっと身に着けているのであまり妥協したくないものでもあります。なので機能性はもちろんですが、金具までオールブラック仕様にしたり、容量はそのままでもフォルムをシャープにするなどルックスにもこだわりました」
さらに機能に関しては、ケースの高さやポケットの幅や拡張性など、内田さんのサロンワークのこだわりを随所に落とし込んでおり、無駄がなくストレスフリーに使うことが出来ると言います。
「シザーケースは割とニュートラルなタイプからコアなものまで意外とたくさん種類は出ているのですが、機能性で足りない部分を追加しました。例えば、ケースを使っているとケースの下に髪の毛が貯まって、定期的にケースをひっくり返して掃除する必要があったのですが、これは解体できるので掃除もスムーズです。服と同じく、見た目と機能がイコールにあるものに惹かれるのかもしれません」
内田聡一郎 / LECO代表 veticaのトップディレクターとして、サロンワークをはじめ一般誌から業界誌、セミナー、ヘアショー、商品開発、ミュージシャンのヘアプロデュースなど多岐に渡り活躍。2018年、渋谷にLECOをオープン。またプライベートではDJ活動もしており、都内クラブで活躍中。 Twitter https://twitter.com/soucuts Instagram : https://instagram.com/soucuts Facebook : https://m.facebook.com/soucuts?refsrc=https%3A%2F%2Fja-jp.facebook.com%2Fsoucuts http://leco.tokyo