-チャコール トーキョー 店長/バイヤー 武井涼編- 連載「MY DOUBLE STANDARD」

使い続けているのにはワケがある。あの人の2つの定番アイテムにフォーカス。

edit&text_Marina Haga / photo_Erina Takahashi

ファッション関係者、アーティストなど、自らのスタイルを持つ人たちが、自分にとって欠かせない定番をファッションアイテムと雑貨から2つピックアップして紹介する連載「MY DOUBLE STANDARD(マイ ダブル・スタンダード)」。第21回目は、「ポケットTシャツが主軸」という斬新なコンセプトで昨年広尾にオープンした「Charcoal TOKYO(チャコール トーキョー)」の店長兼バイヤー、武井涼さんが登場です。

1.少年時代からのユニホームだったジャージことトラックスーツ。[ニードルズ]×「チャコール トーキョー」/ 定番歴:5年

「チャコール トーキョー」が型別注したトラックジャケットとパンツ。[ニードルズ]のインラインにはない、フーデットジャケット(左)とパンツ丈を短くした(右)クロップドパンツがオリジナルで展開されています。サイドの側章を同色にしているのもこだわり。ジャケット ¥27,000+TAX、パンツ ¥21,000+TAX(ともにチャコール トーキョー)

ワードローブのベーシックでありながら、なかなかフォーカスが当たることのない「ポケットTシャツ」に着目し、それを中心に7つのカテゴリー(ポケットTシャツ、被る物、巻く物、履く物、袋物、着る物、宝物)で編集する個性的なセレクトショップ「チャコール トーキョー」。その店長でありバイヤーを務める武井さんが自身の定番と教えてくれたのは、今や国内外のストリートの定番として認知されるようになった[NEEDLES(ニードルズ)]のトラックスーツでした。

「もともと野球をしていたため、ジャージは学生時代からの日常着で、なじみのあるアイテム。約10年前のリリース時から気になっていて僕自身も5年前から愛用しはじめたものなのですが、『チャコール トーキョー』でも型別注とカラー別注で取り扱いをしています。オールドスクールなのに大人が着ても上品さがあり、バランス感が絶妙なんです」

店名に“チャコール”という色彩を冠しているように、Tシャツのラインナップに加えトラックスーツに関しても言えるのが“チャコール(炭)”のようにグレイッシュなカラーで別注している点。このカラー展開も、自らのポケットTシャツ体験が原点にあるそうです。

「アメリカ製の分厚い生地のTシャツを着ては洗ってを繰り返していると、だんだん色褪せてくるじゃないですか。その風合いが格好良くてそれを店名にもしていて、オリジナルのポケットTシャツではそういう雰囲気を再現していています。マインド面で言うと、炭は火力になったり人の力になる存在でもあるので、お客様の役に立てればというダブルミーニングだったりします」

[ニードルズ]の象徴ロゴ、蝶モチーフと「チャコールトーキョー」のダブルネーム。

2. MLB全30球団ものや記念モデルまで100個以上をコレクションしている[ニューエラ]のキャップ / 定番歴:30年

一番好きなチームと言うレッドソックスのキャップが一番お気に入りとのこと。

“ポケットTシャツに合わせる”という基準で、シーズンレスかつジェンダーレス、そしてエイジレスという切り口でアイテムをセレクトしているのも「チャコールトーキョー」の個性。いずれも武井さんのスタイルがそのまま投影されたようにも思えるアイテム展開が魅力ですが、それに合わせる小物としてヘビロテしているのが[New Era(ニューエラ)]のベースボールキャップ。

「球場をまって集めたキャップや記念モデル、『MoMA』とのコラボレーションモデルまで、全部で100個以上になりますね。ジャージと同じく、ベースボールキャップも学生時代からずっと被ってきたものなので、スタイルの中に自然と“帽子をかぶる”習慣が組み込まれています」

メジャーリーグの全30球場での観戦を制覇したベースボールラバーであり、現在も草野球チームに所属する現役プレイヤーならではのスタイル。そのラインナップもワールドシリーズの記念キャップを年ごとに揃えるなどメモリアルなものが多めでした。

 

武井涼 / チャコール トーキョー 店長・バイヤー
小中高と野球を続けてきた生粋の野球少年。1992年より「ユナイテッドアローズ」で勤務をスタートし、在職中はさまざまなレーベルにおいて名物スタッフとして知られる。昨年の独立後は、「チャコール トーキョー」の店長・バイヤーを務める。
http://charcoal-ltd.co.jp
http://takei-ryo.blog.houyhnhnm.jp/