日常の所作を作る道具。大人のハンカチスタートアップガイド
edit&text_Marina Haga / styling_Akiyoshi Morita / photo_Kazumasa Harada / hair& make-up_Kentaro Katsu / model_Tomoyoshi Hirai(BE NATURAL)
毎日の携行品へこだわりを
イチローのバットの扱い方然り、物の置き方や靴の脱ぎ方など日々のちょっとした道具の扱い方でその人の人となりが分かることがあります。それは誰に教わった訳ではなく、あくまで自然と身に付いたものであることが多々。毎日の携行品であるのにワードローブの中で極めて認識の低いハンカチもまたそんな感覚と同じで、使うときの所作がものを言うアイテム。ポケットから取り出す、手や物を拭く、首に巻くなど、使い続けていく中で身のこなしが自然と洗練されていきます。
今回は、そんな日常の所作と共にあるハンカチにフォーカス。ギフトとしてもすすめたい柄や佇まいが美しいハンカチを集めました。
SUNSPEL
シンプルなブランドイメージにない
彩り豊かな隠れた定番
以前からEVERMADEでプッシュしている[SUNSPEL(サンスペル)]の隠れ定番。2016年から毎シーズン数方だけ発売されている使い勝手の良い52センチ四方のハンカチで、柄は[サンスペル]のボクサーショーツから選定さているとか。華やかさがありながらも働くシーンに違和感なく馴染む大人の品の良さを備えたハンカチは、ついつい集めたくなる魅力があります。
CLASSICS THE SMALL LUXURY
選りすぐりの素材で織り成す
専門店の職人気質な逸品
138年の歴史を持つメーカーが作る世界初のハンカチ専門店[CLASSICS THE SMALL LUXURY(クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ)]のハンカチは、広げた時に思わずハッとする魅力を備えています。「Origami」というこちらは、千鳥格子や籠目模様がミックスされた折り紙が重なったようなモチーフ。手に収まりやすいようにやや小ぶりの47センチ四方でポケットに入れてもかさばりません。
H TOKYO
シワ・吸水、速乾全てクリアで
デイリー使いにぴったり
綿の4倍の吸水性があり乾きも早い日常使いに適したリネンハンカチは、外回りが多く汗をかきやすい人に。中でも清潔感のある白をベースに縁取りをした[H TOKYO(エイチトーキョー)]のハンカチは、清潔感に清涼感が加わって見た目も抜群な一枚。オプションでイニシャルを刺繍できるサービスがあるのでギフト候補として頭の中にストックしてみては。
AlexanderLeeChang
時にファッションにも使える
アパレルブランドのハンカチ
近づくとそのアニマルプランツ柄に顔がほころぶ愛らしいモチーフのハンカチ。[AlexanderLeeChang]で毎シーズン即完売する人気アイテム、バンダナTのバンダナを商品にしたもので、ガーゼのような肌触りが心地良い一枚。程よく抜け感のあるイージーゴーイングなデザインは、ファッションの腕前をさり気なく主張できる個性を備えています。
Marimekko
あえてスタイリッシュにキメず
ポップなものを選ぶのも正解
吸水力とコンパクトさを追求するなら使い勝手がNo.1と言えるタオルハンカチ。北欧らしいカルチャーをサークルパターンや配色に宿した[Marimekko(マリメッコ)]のハンカチは、品の良い大人が遊び心をプラスするのにうってつけ。優しいながらも茶目っ気のある色合いをポケットから取り出した瞬間、一気に親近感が湧きます。