今年のフジロックの衝撃を再び！　レッドマーキーを沸かせたナイト・テンポの『ザ・昭和グルーヴ・ツアー』

edit&text_Marina Haga

全国6都市でツアーが決定

ベースはクラブ・ミュージック、そこに”アニソン”や”ゲーム音楽”、70〜80’sの日本のシティポップなどをサンプリングした、インターネット下で誕生した新たな音楽ジャンル「Future Funk」というものがあります。その元ネタであるカルチャーは日本が起点であるにもかかわらず、ネットにアップされるアノニマスなクリエイター陣はほとんどが外国人。
その中で、韓国ソウルからジャパニーズ・ディスコ・チューンを発信しているのが、今年のフジロックでアーティストと客の一体感がNo.1だったと評判のNight Tempo（ナイト・テンポ）です。

こちらでフジロックのセットリストが公開されているように、公式リエディットが発売されたWinkの「淋しい熱帯魚」や杏里の「Remember Summer Days」から渡辺美里の「My Revolution」、中森明菜「スローモーション」などの80年代昭和歌謡のリエディット音源でオーディエンスを沸かし、オープンングとラストは「ザ・ベストテン」のオマージュで締めくくりというパーフェクト・セットだったレッドマーキーでのプレイ。異国のDJが、当時を知る人はもちろん、リアルタイムを知らない若者たちをも熱狂させるという不思議な光景がありました。

 
そんな巨大ディスコを再び体験したい人に朗報。今年の11月下旬から12月上旬にかけて、ナイト・テンポが全国6都市を回る「Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ・ツアー」の開催が決定しました。あの時の衝撃をまだ体験していない人は、彼の中毒性のある良質な昭和歌謡を体感しに行ってみては。