「あの店の定番品」―「パラブーツ 青山店」で探す今履きたい新定番シューズ―
ドレスからマウンテンシューズまで。銘品揃いのフレンチシューズブランド[パラブーツ]で、今履くべき3足を教えてもらいました。
edit&text_Marina Haga / photo_Kiyono Hattori
ワークウエアのようにタフに履けて、ドレッシーなスタイルにも映えるフランス生まれの老舗シューズブランド[Paraboot(パラブーツ)]。ラインナップの半数以上が定番モデルで構成され、多くのアイコニックな銘品を世に送り出していますが、シーズン毎に素材や色を変えて定番をアップデイトさせたアレンジモデルをリリースしており、一言で定番といえどもそのバリエーションも豊富です。
ブランドの奥行きを感じる直営店に足を運んでみると、サイズや色数も豊富で、選択肢が広がるはず。他店では見られない希少性のあるモデルや限定カラーを知ることで、目的のシューズとは異なる一足に出会えるかもしれません。
今回は、昨年リニューアルした旗艦店「パラブーツ 青山店」でプレスの生駒智さんに、ファッションシーンで映える今履きたい新定番シューズを教えてもらいました。
1、世界中で支持されるブランドの顔「MICHAEL(ミカエル)」を異なるカラーで
チロリアンシューズを世に広め、日本では「シャンボード」とともに人気の高い「ミカエル」。足元に程よいボリューム感をプラスしてくれるボッテリとしたフォルムが今っぽく、ジャケットスタイルのハズシや、ワークからスポーツまでどんな装いにも馴染む守備範囲の広さが魅力です。定番カラーも良いですが、直営店にはカラバリが豊富なので、人とか被らない個性派カラーを選ぶこともできます。
2、ボリュームを軽減させた本国のロングセラー「AVIGNON(アヴィニョン)」
[パラブーツ]の一足目として「シャンボード」を選ぶ人も多いですが、同じUチップの中でも本国フランスでそれと双璧をなすのが「アヴィニョン」。トゥーにかけてのシャープなラインは「ジャンボード」と比べるとドレッシーな顔つき。また、オーセンティックな紳士靴に見られるトゥーのシームや、薄めの「GRIFFⅡ(グリフ2)」を採用するなどのディテールもスマートな印象を後押ししています。写真のようにカラーや素材感がカジュアルなものを選べば、ハズシとしても使えます。
3、世界のアルピニストに愛されたモデルをタウンユースにした「AVORIAZ(アヴォリアーズ)」と「CLUSAZ(クリュサ)」
[パラブーツ]の「Richard Pontvert社」は、アルピニストに向けたプロフェッショナルブランド[Galibier(ガリビエ)]を展開するメーカでもあり、その[ガリビエ]の代表モデルを原型として現代的に再現したのが写真左の「アヴォリアーズ」。その「アヴォリアーズ」を短靴にアレンジしたモデルが右の「クリュサ」。オリジナルの意思を受け継いだ質実剛健な造りでありながらも、洗練されたデザインはエレガンス志向の大人に最適です。
パラブーツ青山店 東京都港区南青山6-12-3 TEL:03-5766-6688 営業時間: 11時~20時 不定休 ※2月6日(水)、7日(木) 店内改装工事の為、休業。 www.paraboot.com