NEW STANDARD of SUMMER GIFT
“センスのいい”お中元

お中元ビギナー＆迷子の人に贈る、「エバーメイド」からのサマーギフト。

edit_Yukihisa Takei / text_Makoto Hongo、Marina Haga /
styling_Yuto Inagaki / photo_Kengo Shimizu

日本に根付いている夏の風習、「お中元」。とはいえ最近では「そんなもの贈ったことがない」という人も多いはず。その一方で、「そろそろ年齢的にも贈ってみたいけど、CMで見るような定番はちょっとね」という人も多いのでは。そう、普段の自分らしくあり、贈る相手にも一目置かれるようなお中元探しは結構な難易度なのです。そんな“お中元初心者”や“お中元迷子”の方のために、EVERMADE.が「センスの良さ」をテーマに、サマーギフトの新定番を探しました。一般的にお中元を贈る季節は7月。さあ、今年は間に合いますよ。

01.“やっぱり白メシが好きな人”に贈る

AKOMEYA / H29年度産 AKOMEYA 謹製桐箱入り 2合パック 6種セット

ブレッドにパスタ、麺類などなど現代人の主食は多岐にわたります。ですが、やっぱり日本人的に戻ってくるところはご飯ではないでしょうか。日本全国津々浦々には有名なブランド米や良質な産地米が本当に多くありますが、それらをプロフェッショナルな目利きで厳選コンパイルしてくれているのが、「お福分けのこころ」をコンセプトにしたライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO（アコメヤ トウキョウ）」の6品種セット。2合分ずつという程よい小分けなので、“利き米”に最適。お気に召したら、その品種をリピートすることに繋がったり、ギフトとしてパーフェクト！

ここから購入できます。
http://shop.akomeya.jp/shopdetail/000000005532

02.“サバの元気なご挨拶”を贈る

Ca va?缶（サヴァ？缶）/ オリーブオイル漬、レモンバジル味、パプリカチリ味

「Ça Va？」はフランス語で「元気？」という意味。近年国内のサバ缶の売り上げは絶好調なのですが、これはただのフレンチジョーク・パッケージのサバ缶というだけではなく、東日本大震災の岩手県復興支援のためにプロデュースされたもので、累計200万個の売り上げを誇るまさに「サバ缶の新定番」。国産サバのオリーブオイル漬け3種が味わえるセットで、飯のお供やビールのアテにするなど食卓にオシャレなおかずが加わります。エスプリの効いたルックスとウィットに富んだネーミングのフードは、カジュアルなお中元使いにもうってつけ。「元気にしている？」というメッセージを込めて、気軽に日頃の感謝を贈ってみては。

03.渋谷のできたてフレッシュチーズを贈る

CHEESE STAND / CHEESE STAND 4種セット

嗜好品という印象が強いチーズですが、その実、タンパク質やカルシウムといった栄養価が高いことでも知られています。そんなプレシャスなヘルスフードを日常のレパートリーに、かつできたてでサーブしてくれるのが東京・渋谷のフレッシュチーズの専門店［CHEESE STAND（チーズスタンド）］。贈答品用のギフトボックスも展開されていて、ミルク香るモッツァレラ、それ自体でデザートにもできるやさしい甘さのリコッタ、上品な酸味のある日本初の国産ブッラータ、短期熟成型のカチョカヴァッロの4種類盛りはホームパーティーにも最適。

ここから購入できます。
http://fcd.cheese-stand.com/?pid=52093074

04.ヘルシーな“天然のサプリメント”を贈る

Groovy Nuts / Energy for Everyday

贈り物こそ、贈る相手のライフスタイルを十二分に加味したいもの。特に、お中元の時節は夏バテや暑気中りなど一年の内でも一番疲れが出がち。そんな食欲減退シーズンにもってこいなのが、手軽に摂取もできて日持ちもいいパワーフードのナッツ。ナッツ専門店の［Groovy Nuts（グルーヴィナッツ）］では、管理栄養士がセレクトした“Energy for Everyday（エナジー フォー エブリデイ）”セットがラインナップ。ボディヘルスとメンタルヘルス、その両方をケアできるよう、カシューやアーモンドなど6種がセットされています。

ここから購入できます。
http://groovynuts.shop-pro.jp/?pid=112143383

05.東京の最旬の味を贈る

TRUNK（HOTEL） / クラフトビール＆グラスセット

一過性の流行では終わるどころか、継続してブームなクラフトビール文化。その理由は明快で、香りや苦味などがバラエティーに富んでいて料理とのマッチングも楽しむことができるから。そんな多様性のあるビールをお中元にセレクトするなら、東京・渋谷の「トランクホテル」が展開する「トランクストア」のアーバンなラベルをまとったビールと蛍光管をアップサイクルして作られたオリジナルグラスのセットもおすすめ。オリジナルのTRUNKビールをはじめ、セレクトされた地ビールは、東京多摩の天然水で醸したもので、初心者でも飲みやすいまろやかな口当たりが特徴。東京で話題のスポットの味は、地元の友人などに贈っても喜んでもらえそうです。

こちらから購入できます。
https://trunkstore.official.ec/items/8828833

06.ジュースで代官山生まれのヘルシー習慣を贈る

Why Juice? / Long-life Juice

暑い夏には、ゴクゴク飲める“おなじみ ”メーカーによる安定のジュースギフトも嬉しいですが、普段手の出ない少々マニア向けなジュースもまた機転の効いたギフトアイディア。そこでリストアップしたいのが、代官山発ジュースブランド［ホワイジュース］の国産野菜100%の「Long-life Juice（ロングライフジュース）」です。アンチエイジングなど、体内ケアに特化したフレーバーが揃っており、クセのない滋味溢れる口当たりで手軽に栄養補給もできます。健康を気遣っている人はもちろん、食生活が乱れがちな職業の方にも喜ばれそうなお中元です。

この商品はこちらから購入できます。
http://onlineshop.why-juice.me/?pid=116318182

07.食べるスペシャルティコーヒーを贈る

THE COFFEESHOP / Cafepresso Jelly

今や珈琲業界は豆や淹れ方、トレーサビリティにもこだわったサードウェーブ全盛。それがコーヒーゼリーにも広がっています。東京の［THE COFFEESHOP（ザ・コーヒーショップ）］の“Cafepresso Jelly（カフェプレッソゼリー）”はフレンチプレスで抽出したスペシャルティコーヒーと寒天だけでひとつひとつ手作り。2つのテイストがあり、深煎りの“RICH”にキャラメル、中浅煎りの“CLEAR”にはラムミルクのそれぞれ無添加・無着色のソースをかけて食べます。さらに、お好みで牛乳をブレンドすると、ビターな風味がグッとマイルドに。

ここから購入できます。
http://www.thecoffeeshop.jp/fs/thecoffeeshop/jerry/00035

08.和菓子を敬遠しているあの人に贈る

wagashi asobi / ドライフルーツの羊羹

和菓子職人として注目されている東京・大田区上池台の［wagashi asobi（ワガシ アソビ）］が手掛ける、ありそうでなかった一品が、こちらの“ドライフルーツの羊羹”。友人の依頼で「パンに合う和菓子」を作ることになり、それで北海道産小豆の餡と沖縄西表産の黒糖をラム酒で炊き上げた羊羹に、ドライフルーツの苺、無花果、胡桃を入れて、パテやテリーヌにも似た和菓子に仕上げたのだとか。食べ方は1cmほどの厚さのスライスがオススメ。フルーツあんみつのような甘さと酸味のハーモニーがヤミツキになります。

ここから購入できます。
http://wagashi-asobi.com/mail_order/index.html

09.［ヤエカ］がプロデュースする、究極にシンプルな焼き菓子を贈る

PLAIN BAKERY /ギフトボックス

［YAECA（ヤエカ）］に立ち寄ると、時折服とセットで購入してしまうのが、フード部門［プレーンベーカリー］のお菓子。洋服同様、ナチュラルで優しい見た目と味に心がホッと和みます。打ち合わせなどに持参しても非常に喜ばれますが、そんな身近だけれど少し特別なお菓子を、お中元のギフトにするのも小粋な選択。通常、単品売りされている焼き菓子は別売りのボックスを購入することで詰め合わせギフトにすることができ、贈る人の好みに合わせてアレンジが可能。いざという時の心強いギフトプランです。

10.希少な“国産”線香花火で、夏の思い出を贈る

筒井時正玩具花火製造所　/ 花火セット・想-sou-

線香花火が演出する刹那的な情緒。夏の風物詩ともいえる線香花火は、現在では外国生産が多く、“国産”のものは非常に稀有。その一つとして未だ伝統の光を守り続けているのが、福岡県の「筒井時正玩具花火製造所」です。背筋がピンと伸びるような趣のあるパッケージはもとより、外国産との違いはその燃え方にあり。もともと数十秒の世界である線香花火ですが、国産の原料を使って職人による手作業で縒り上げられたこちらでは、火の移ろいをしっかり堪能することができます。そんな、自分ではあまり買う機会のないシーズナルアイテムをお中元で贈るのもまた風流です。

《編集後記》
子供の頃は夏になると家にお中元が届くのが普通でした。水羊羹などは定番で、飽きるほど食べた記憶が。自分も大人になればお中元を贈ったり贈られたりするのだろうと思っていたら、同世代にその風習はあまり受け継がれていないようで、かくいう自分もほとんど贈ったことがありません。そろそろお世話になった人に気の利いたものを贈ってみたい。でもCMや百貨店で見る「お中元」を自分が贈るのはなんだかしっくり来ないぞ、と。そんなわけで企画したのが、この「センスのいいお中元」です。「こんなのあるんだ！」というものが集められたので、僕同様に、“お中元そろそろだな感”がある人の参考になれば幸いです。（武井）