テン年代に誕生したアイウェアブランドが面白い! いま注目すべき大人向けメガネはこのブランドの6本
新鋭だからこそクラシックとモダンさのバランスが絶妙
かつては選択肢も少なく“必要に迫られてかけるモノ”だったメガネですが、インディペンデントなセレクトショップやデザイン性と価格をクリアした大型メガネ店の登場などによって、今やファッションピースとしても重要なアイテムに。さらにここ10年を振り返ると、[Maison Margiela(メゾン マルジェラ)]と[MYKITA(マイキータ)]、[ISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ)]と[金子眼鏡]など、ハイファッションとも親和性があり、ファッション性とデザイン、レンズや掛け心地まで、全ての項目をクリアした革新的なアイウェアが当たり前に揃っています。そんなさまざまな選択肢が用意された中で、自分の顔に寄り添うアイウェアとは何か。エバーメイドではクラシックをベースにしつつ新たな解釈がプラスされた、テン年代創業のメガネブランドや眼鏡屋発ブランドなどの中から、いまの気分な1本を探しました。
デザインの足し引きのバランスが絶妙
アーチ・オプティカルの「A/t-HEGw」
長年、さまざまなブランドのアイウェアの販売を手掛けてきたアイウェアセレクトショップ「コンティニュエ」が2018年スタートしたオリジナルブランド[ARCH OPTICAL(アーチ・オプティカル)]。こちらは、過去のヴィンテージに存在していたヘキサゴンシェイプを、現代人の顔により馴染みむように最適化したフレームを採用。ツヤのあるゴールドにブラックのプラスチックパーツを合わせたコントラストのあるコンビネーションフレームは、華やかさもありアクセのようにも機能してくれそうです。
ニュアンスのあるソフトシェイプ
10 アイバンの「No.5 2S-CL 46」
よく見ると正円では無く上下左右のラインを不均一にしながらバランスを整えたオリジナリティのあるラウンドシェイプ。そんな、一見シンプルだけれどディテールでさり気なく個性を主張してくれるのが、「美しい道具は美しいパーツの集合体」を信念とする[10 eyevan(10 アイヴァン)]のアイウェア。現代らしいシャープさと、クラシカルな雰囲気がバランス良くかけ合わされています。
繊細なラインだから掛けやすいダブルブリッチ
ハフマンス・アンド・ノイマイスターの「INGLEWOOD – 05」と「Ghost – 04」
線が細く“メタル感”漂うメガネは現在の主流ですが、さらに一歩踏み込んだ選択をするならこちら。シートメタルを使った繊細なラインやネジを使わない機構を見てお気づきの人もいるかもしれませんが、デザイナは[MYKITA(マイキータ)]の創業者。世界で流行中でもやや抵抗のあるダブルブリッジも、こちらならシャープで小ぶりなので意外とサラッと掛けられます。
太セルだけど表情は軽やか
ジュリアス タート オプティカル × ハイクの「OPTICAL GLASS」
[ハイク]の2019年秋冬コレクションで、ランウェイを歩くモデルたちの表情を引き締め、装いのスパイスになっていたのが、2016年からスタートした[JULIUS TART OPTICAL(ジュリアス タート オプティカル)]とのコラボアイウェア。クラシカルで存在感のあるフレームと太いテンプルは、主張の強い服装にも負けないインパクトが。ベーシックなウェリントンシェイプに、ブラックとアンバーのバイカラーなので、重々しさを感じさせずに、軽快な目元を拝借できますよ。
柔らかい印象を作る半透明カラー
オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミスの「Re:MAY」
[OG×OLIVERGOLDSMITH(オリバー・ゴールドスミス)]のアーカイブを元にリデザインされたシリーズより。主張の強いセルフレームでも薄いピンクを基調としたトランスペアレントなめがねを選べば、印象は軽やか。普遍的なウェリントンシェイプですが、カラーを変えるだけで定番の見え方がガラッと変わります。
正面と横顔の異なる表情を引き出す
エルダー アラオカガンキョウの「Elder」
アイウェアセレクトショップ「ブリンク外苑前」や「ブリンク ベース」を運営している「荒岡眼鏡」のオリジナル。断面形状を上は四角形、下は線が細い半円形となっている遊び心のあるシェイプで、正面から見ると印象は柔らか。といえども、上フレームからそのまま流れるような造形のテンプルのおかげで凛とした横顔を叶えてくれます。
edit&text_Marina Haga / styling_Yuto Inagaki / photo_Kazumasa Harada / hair& make-up_Kentaro Katsu / model_Tomoyoshi Hirai(BE NATURAL)
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