SEVEN BY SEVEN / 再構築デニムパンツ“Rework Denim Ⅲ”

“古着2〜2.5本を駆使して生まれる再構築立体裁断デニム”

edit&text_Makoto Hongo / styling_Takeshi Toyoshima / photo_Kengo Shimizu

90年代にサンフラシスコと東京を行き交いながらヴィンテージをバイイングしてきた川上淳也さんがディレクターを務める［SEVEN BY SEVEN（セブン バイ セブン）］。このブランドが立ち上げ時より定評を得ているのが、再構築デニムのコレクション。

ジーンズをパーツ毎に解体し、生地・素材として捉えることで、新たなパターンを再構築して縫製。その手の込んだ作業は機械工程が困難なため、すべて職人によるハンドワークです。第1弾と第2弾はトラウザータイプでのリリースだったようですが、2018年春夏のニューフィットはミレニアム年代初頭に一世風靡したあのレーベルの3D裁断をモチーフにルーズシルエットをアレンジ。少し懐かしさもありつつ、一周回って今またグッと新鮮なジーンズです。

ちなみに、このモデルを仕上げるのに2〜2.5本が必要なのだとか。手間を惜しまずに生まれたものには、独特の表情が生まれ、穿く人に愛着を持たせてくれます。

フロントはボタンフライ。そのドーナツボタンはオリジナルで製作されている。

ベースのヴィンテージデニムを解体した際のヒップポケットのアタリを残しつつ、新しくフラップバックポケットをレイアウト。