都市のユニフォーム「ロゴT」の定番を再調査

ラグジュアリーからお馴染みのあのブランドまで。「ロゴ」を基軸に選んだ旬のTシャツ18選。

edit_Yukihisa Takei / text_Marina Haga / styling_Yuto Inagaki / photo_Kengo Shimizu

日本の夏の気温の上昇とともに、我々の服装も真夏に向けてますますライトさが加速してきた昨今、デイリーウェアの選択肢はもっぱらTシャツ一択。そんな中、ストリートのフィールドのみならず、ブランドの垣根を超えて再びスダンダードとして盛り上がりを見せるのが「ロゴもの」のTシャツです。ここでは、実は奥深いTシャツの“ロゴ”に再フォーカス。何周もして、またフレッシュに戻ってきた18着を厳選しました。

メゾンロゴを着る

Tシャツという軽装なスタイルにおいて、簡単にドレスアップが叶う手段が“メゾンロゴ”の入った一枚を選ぶということ。現在のファッションシーンを席巻するとともに日本のストリートマナーにも通ずる旬のブランドに袖を通せば、そのバリューがTシャツ一枚のスタイルにパワーをもたらしてくれそうです。


(左上から順に)
SAINT LAURENT / サンローラン
キャッチーなロゴでありながらどこか上品さが漂うのは、大胆なほど小さくリサイズされたロゴのサイズ感によるもの。誇り高いブランドの矜持が効いた一着。(¥50,000+TAX/イヴ・サンローランTEL:0570-016655)
VALENTINO / ヴァレンティノ
今夏に突入してから街中でよく見るようになった[ヴァレンティノ]の80年代復刻ロゴ「VLTN」Tシャツは、紛れもなく今季を象徴するシーズナブルアイテム。(¥39,000+TAX/ヴァレンティノ インフォメーションデスクス TEL:03-6384-3512)
LOEWE / ロエベ
今シーズンの[ロエベ]は、クラシカルなプリントとモダンなブランドロゴの組み合わせ。(¥46,000+TAX/ロエベ ジャパン カスタマーサービス TEL:03-6215-6116)
Givenchy / ジバンシィ
左袖と胸元のロゴ「GIVENCHY PARIS」やスリムフィットに仕立てられたスタイリッシュなシルエットなど、ディテールへのファッション的アプローチに注目。(¥91,000+TAX/ジバンシィ表参道店 TEL:03-3404-0360)

アップサイクルなロゴを着る

ここ数シーズン続いている90年代ブランドのリバイバル。その潮流の中には比較的息が長いブランドも見受けられますが、デザイナーの交代などでブランドに新たな息吹が吹き込まれ、人気が急上昇してきたブランドの姿も。良いブランドは時代が変わっても良い。当時愛用していたブランドを、今の時代の雰囲気で身にまとってみるのも新鮮です。


(左上から順に)
agnès b. / アニエスベー
90年代のユースカルチャーを感じさせるシンボリックな「agnès b.」の文字が、アクセントとして大いに存在感を放っています。(¥6,400+TAX/アニエスベーTEL:03-6229-5800) ※価格改訂のため8/15より¥7,400
CALVIN KLEIN JEANS / カルバン・クライン ジーンズ
ラフ・シモンズの手によってアップデートされた新生ボックスロゴは、“あの頃”にオマージュは捧げつつ、その佇まいはあくまで現代的。(¥8,500+TAX/カルバン・クライン カスタマーサービス TEL:0120-657-889)
STONE ISLAND / ストーンアイランド
決してこれ見よがしではなくミニマリズムを極めたロゴTは、これまで無地T一辺倒だという人にこそ推奨したいアイテム。(¥19,000+TAX/トヨダ トレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567)
A.P.C. / アー・ペー・セー
2017年よりスタートした、スポーツウェアの本場・アメリカで生産を行うコレクション「A.P.C. U.S.」より、ブートレグ感のある‘90Sライクな1枚を。(¥11,000+TAX/アー・ペー・セー カスタマーサービスTEL:03-3710-7033)

ストリートロゴを着る

Tシャツのグラフィックを語る上で蜜月な関係にあるのが、ストリートシーンにおける横ノリ系アパレルやスポーツブランド。その多くはストリートのフィールドを超え、カルチャーシーンにも多大な影響を及ぼしてきました。レトロに回帰した大きなロゴやプレイフルな配色は、ワンポイントとして装いに取り入れるのに最適。
(左上から順に)
P.A.M.(Perks and Mini) / パム
“いつも”のブランドロゴではなく、“企業ロゴ”にもありそうなカラーリングとフォントのコンビネーションが今っぽくて最先端。(¥8,800+TAX/コンコード ショールーム TEL:03-6434-7136)
Pilgrim Surf+Supply / ピルグリム サーフ+サプライ
ブランドを象徴するペナントロゴを胸元と背面に配した定番Tシャツは、セルフアレンジで着こなしに差をつけたいもの。(¥5,800+TAX/ピルグリム サーフ+サプライ TEL:03-5459-1690)
ellesse HERITAGE / エレッセ ヘリテージ
イタリア発のスポーツブランドのクラシックラインが今再び沸騰中。主張のあるハーフボールをあしらったレトロなロゴが一周まわって目新しい!?(¥3,900+TAX/ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120-307-560)
NEIGHBORHOOD / ネイバーフッド
ブランドの信念をロゴとともに胸元に掲げたグラフィックで、同ブランドらしい気配をまとった一枚。(¥8,000+TAX/ネイバーフッド ハラジュク TEL:03-3401-1201)
Reebok CLASSIC / リーボック クラシック
ご存知、「Starcrest」ロゴを大胆に鎮座させたデザイン。ヴィンテージにもありそうな潔いグラフィックの中にレッドのコントラストが効いています。(¥3,490+TAX/リーボック アディダスグループお客様窓口 TEL: 0570-033-033)
STÜSSY / ステューシー
由緒正しいおなじみのストリートロゴを、ネオンカラーのボディでフレッシュに刷新。アクティブな配色は、フェスや夏のイベントでも目立つこと間違いなし。(¥7,000+TAX/ステューシー ジャパン TEL: 0548-22-7366)

洗練されたロゴを着る

“ロゴ”で真っ先に思い浮かぶのは、ストリートでカッティングエッジなグラフィック。その一方で脈々と定着してきた品の良さが漂う“ロゴ”も存在します。シンプルかつスタイリッシュなロゴものの中から、センスを説いた4枚をご紹介。

(左上から順に)
UNDERCOVER / アンダーカバー
[アンダーカバー]の中でも継続して作られているのがこの「U」マークのTシャツ。そんなアイコニックな一枚は、清潔感のあるオールホワイトでささやかに主張するのが玄人流。(¥6,500+TAX/マッドストア ラフォーレ原宿 TEL:03-6804-6838)
MAISON KITSUNÉ / メゾン キツネ
フレンチポップのジャケットを連想させる軽やかな書体が、無難になりがちな夏のTシャツスタイルにピリッとアクセントをもたらしてくれます。(¥10,000+TAX/メゾン キツネ カスタマーセンター TEL:0120-667-588)
DOVER STREET MARKET / ドーバー ストリート マーケット
ストアのTシャツでありながら、ブランドとしての風格漂う「ドーバー ストリート マーケット」の定番Tシャツ。前面を占める大きめロゴは、モノトーンでスタイリッシュに。(¥6,190+TAX/ドーバー ストリート マーケット ギンザ TEL:03-6228-5080)
PIGALLE / ピガール
このボックスロゴTシャツがきっかけでブランドの名を馳せたともいえる、安定感のある一枚。奇を衒わないシンプルさが長く愛用し続けられている理由。(¥9,000+TAX/ディプトリクス TEL:03-5464-8736)

《編集後記》
これまでTシャツを選ぶ際に、実は避けていたのが「ロゴもの」。ロゴの持つ影響力が自分には恐れ多くて、無地以外でTシャツを選ぶとすれば、音楽レーベルのインダストリアルなTシャツや謎なグラフィックが書かれた海外のお土産物など。今回、さまざまなロゴTを見てシーズナブル感が薄い定番ものならトライしやすいことが分かり、そんな偏りのある自身の線引きが少し緩んだ気がします。ますます暑さが加速するこれからの時季にオンタイムで着れるものばかりなので少しでも参考になれば幸いです。(羽賀)