「あの店の定番品」
― ロンドン発の雑貨店「LABOUR AND WAIT」で選ぶ機能美ブラシの定番3選 ―
話題のニューアドレスから老舗名店まで。あの店のスタンダード・アイテムを厳選。
edit&text_Marina Haga / photo_Kiyono Hattori
2017年に東京・千駄ヶ谷にオープンした雑貨店「LABOUR AND WAIT (レイバー・アンド・ウエイト)」。こちらは、もともとファッションデザイナーとして活躍していた、2人のオーナーが、「流行ではなく時代を超えて愛せるものを紹介したい」という思いのもと2000年にロンドンの地でスタートした、まさに『エバーメイド』的な視点を持つお店です。
オーナーは世界中のヴィンテージブラシを収集するほどブラシマニアとのことで、店内は用途別にセレクトされたブラシの品揃えが豊富。今回は、その中から、インテリアとして取り入れたい機能美ブラシの定番を3つ教えていただきました。
1.衣類のメンテナンスが楽しくなる「CLOTHES BRUSH」
洋服の長持ちにも繋がる衣類のブラッシング。こちらは 1840年創業の英国ブラシメーカーがハンドメイドで作ったもので、埃を落とす用途に加え、生地本来の風合いを整えてくれます。コシが強いのに摩擦を感じにくいため、ハンガーにかけながらスムーズにブラッシングが可能。ウールのコートなど、メンテナンスが必要な秋冬ものの時期に大活躍です。
2. むしろ見せて飾りたい「トイレ用ブラシ&トイレバケツ」
目につく頻度が多いだけに、ルックスも考慮して選びたいトイレ掃除用のブラシ。スーパーマーケットで売っているものでは満足できない人に紹介したいのが、 “見せる掃除用具”として使えるこちらのセットです。天然素材でできたブラシは、バクテリアが住みついて雑菌を退治してくれるので、ナイロンブラシよりも清潔感をキープできるのも特徴。独特の質感のブリキバケツは、花や植物を生けるガーデニング用品としても使えます。
3. 部屋のアクセントにもなる「FEATHER DUSTER」
ロングハンドルとボリュームのあるフェザーで存在感抜群なベルギー製のオーストリッチダスター。オシャレな見た目だけでなく、大ぶりの羽が埃をごっそりキャッチしてくれるのはもちろん、化繊と比べ静電気が起こりやすいのでそれを上手く利用して、テレビやオーディオなどの家電の掃除にももってこい。使わない時は、持ち手をフックで引っ掛けて飾るだけでインテリアとしても映えます。
店内のアイテムはブランドに左右されずに物の本質を見て欲しいというオーナーの意向で、ブランド名を全て外しているのも特徴。過去から、今、そして今後も使い続けていきたい安心感のある定番品が世界中から揃えられていました。
レイバー・アンド・ウエイト 東京都渋谷区神宮前1-1-12 TEL:03-6804-6448 営業時間:12:00~20:00 @labourandwait_tokyo