渋谷の新スポット「MUSTARD HOTEL」に潜入。
10月1日オープン。イエローカラーが目印の「MUSTARD HOTEL」に宿泊体験してきました。
edit&text_Marina Haga
2013年の東横線の地下化を皮切りに、再開発によって日に日に変貌を遂げている渋谷の街。かつての東横線の渋谷と代官山間の旧線路跡地を利用して、10月1日(金)にオープンしたのが、“街の隠し味(MUSTARD)”をコンセプト掲げた「MUSTARD HOTEL(マスタード ホテル)」です。編集部ではオープンに先駆け、ホテルに宿泊体験。その全貌をご紹介します。
1、アメニティも最低限。ミニマムを体現したホテルデザイン
“24時間渋谷の街を遊ぶためのホテル”をデザインテーマに、ホテルの客室はドミトリータイプのカジュアルなものから、ファミリーで使える広々とした部屋まで、多様なニーズに応じた全7タイプが用意されています。その中でどの部屋も共通しているのが、白を基調に極限までシンプルにデザインされているということ。それは各部屋の基本設備にも及び、タオルや冷蔵庫などの必需品は備えられているものの、歯ブラシなどのアメニティは個人で持ち込みが必要なシステムでした。究極のミニマムを体現した仕様からは、大都会、渋谷の街らしさを感じることができます。これは今までの東京のホテルにはあまりなかった感覚。このデザインコンセプトは、Tripster(トリップスター)が行ったと聞けば納得。世界中を旅してきたセンスが発揮されていました。
2、最上階に広がる眺めのいい共有スペース
渋谷の街であるがゆえ、ビジネス使いや外国人の利用を考慮し、共有スペースが充実しているのも注目すべきポイント。こちらには大型テレビが設置されているので、東京オリンピックなどスポーツ中継の際はみんなで集まって観戦するのもおすすめです。
3、レコードの音色を聴きながらくつろぐパティスリー・カフェ・バー・「Megan-bar&patisserie(ミーガン バー&パティスリー)」
エントランスを入り、奥へ進むとホテル宿泊者以外のお客さんも利用可能なパティスリー・カフェ・バーの複合ショップ「ミーガン バー&パティスリー」が。ELLA RECORDSさんがセレクトしたレコードの音楽を楽しみながら食事を楽しむことができます。最も特徴的なのが、朝8時〜24時までの営業時間。朝食からランチ、ディナー、バータイムとオールラウンドに活用することができるので、宿泊はしなくとも、渋谷の飲食スポットの一つとして覚えておくといざという時使えそうです。
4、BMX・スケートボードのレンタル
ストリートの移動においての常套手段である、BMXやスケートボードのレンタルサービスを行っているのも他にはないホテルの魅力。貸出しているのは、都内でカルチャーを発信し続けている「W-BASE(ダブルベース)」によるマスタードイエローの BMXや、スケートシーンで異彩を放つ気鋭スケートレーベル[Evisen Skateboards(エビセン スケートボード)]のデッキ。鮮烈なカラーやグラフィックが描かれたアイテムは、使っているだけでストリートでも存在感を放てること間違いなしです。※BMXのレンタルは11月上旬より開始。
5、ホテルのエントランスには東京ブランドのグッズがラインナップ
まだその全貌が明かされていませんが、エントランス脇の棚には、 “KIOSK”スタイルのミニショップが登場。ここには、[GOOD OL’(グッドオル)]のディレクター・福田健太郎氏とアートディレクター・永戸鉄也氏による[SURROUND(サラウンド)]のTシャツや手ぬぐいがラインナップ。今後は東京ブランドのオリジナルグッズを中心に展開していくということなので、オープン後のリリースも欠かさずチェックしておきたいところです。
渋谷駅南口から徒歩10分、渋谷と恵比寿の中間に位置するこの「マスタードホテル」は、クリエイティブな人々も行き来をするまさに東京カルチャーの発信源。“宿泊”という本来の用途を超えた新たな渋谷のハブとして、さまざまなニーズに機能してくれそうです。
MUSTARD HOTEL 住所:東京都渋谷区東1-29-3・SHIBUYA BRIGDE B棟 TEL:03-6459-2842 チェックイン14:00 / チェックアウト10:00